ども、ジャンクGです!
いやぁ、6連勤は体に悪い。
盆休みが無いどころか働きづめ・・・、帰ってきたら嫁さんが泊りにでかけました・・・。
あぁ、アリですか、プロがあっさり駆除してきましたよw
で、本題に入ります。
エタンブトール・リファンピシン・クラリスロマイシン、
この3剤の組み合わせで思い浮かぶ症状は何でしょうか。
エタンブトールとリファンピシンは結核に使われる薬ですね。
ただ、クラリスロマイシンが一緒になってることから、なんとなく「MAC」が思い浮かびました。
でも、その時は、略称である「MAC」しか出てこなくて。
で、結局、リファンピシンの在庫が薬局に無かったので、患者さんには一度帰っていただき、
準備できたら電話するように話をつけました。
そしたら、全力で調べるわけですね。
(でも、そういう時って、患者さん続いたりするんだよねw)
「MAC」はマイコバクテリウム・アビウム・コンプレックスの略で「非結核性抗酸菌症」の多くを占めるものだそうな。やべぇわ、MAC=非結核性抗酸菌症かと思ってた(;^ω^)
『ヒトからヒトへの感染は無い』というのが、特徴。ちなみに結核は・・・、感染しますからね。
「うつらないなら、問題にならないんじゃない?」なんて声もありそうですが、
問題は【完治するのが難しい】ってこと。原因となる菌がどこにでもいるような菌なのに、
体から菌がいなくなることは難しいなんて。
「着実にゆっくりと症状は進行していく」なんて説明してる文もあって、恐怖すら覚えます。
薬を揃えて、患者さんに連絡、投薬時に「非結核性抗酸菌症」と確認。
「先生に『治らない』なんて言われちゃったよ」なんて力なく言われたらもう、
「完治するのは難しいと言われてますね」としか言えないわ。
希望を完全に無くすのは、どうなんだろう。
『どうせ治らないなら、薬飲まなくて良いんじゃない?』なんて思わないだろうか。
「症状の進行を遅らせるためにも、しっかり薬飲みましょう」としか。
Ⅱ型糖尿病や高血圧なんかも完治というのはあまりなく、薬を長く続けるという点では、
共通点はありますが、原因不明なのがなんとも。
Ⅱ型糖尿病や高血圧などは、生活習慣や家系なんかもあるので、なんとなく何のせいで病気になってるのか、わかるから注意しようもあるんだろうけど。
いや、それは、非結核性抗酸菌症に限ったわけではないんですがね。
でも、以前は治らないと言われてたC型肝炎なども、今は服薬治療で治る時代。
エタンブトール・リファンピシン・クラリスロマイシンで進行を遅らせてる間に、新たな治療法が確立されれば良いのですが。
薬剤師をやってると、こんな感じの「無力さ」を感じることはよくあります。
同じ大学出身の人で、家の薬局をつぎ、その「無力さ」に悩まされ、今は薬とは関係の無い仕事についてる人もいます。
ちなみに、この非結核性抗酸菌症、増えてるらしいです。
呼吸器のDr.泣かせの病気だとか。
さて、このリファンピシンの用法が、また薬剤師泣かせなんですよね。
なんだよ、「原則、朝食前空腹時投与」って!
なにやら、食後だと血中濃度があがるのに、空腹時より時間がかかるだとかで、
でも、最終的な最高血中濃度には影響しないようで。
で、他の薬を朝食後投与にすると、リファンピシンも朝食後で処方されることが多い、と。
一応、疑義照会しましたが、朝食後投与で変わりませんでした、そりゃそうね(;^ω^)
消せないのかなぁ、「原則、朝食前空腹時投与」の文。
あ、「尿とか汗などの体液が赤っぽくなる」ってのは、忘れずに伝えましたよ。
驚いちゃうもんね。
あぁ、あかんね、やっぱり6連勤の後のブログは暗くて。
(前回のわけわからんのも、後で読み返してみると、なんとも言えませんがw)
そうそう、双子は嫁さんの言うことを聞いて、互いに物を渡したりするようになりましたね。
まだ、二人ともしゃべれませんが(意味不明な言葉は発してますw)、言ってることを理解し始めてるようです。
明日は、一人で双子のお世話。
ワタクシの言うことを聞いて良い子にしてくれると良いのですが。
じゃ!
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