ども、ジャンクGです!
来ましたねぇ、「新規薬局個別指導」のお知らせ。
あぁ、千葉は大きい封筒で来るんですね。
神奈川は小さい封筒で書留で来るので、凄い違和感w
ワタクシは今回、管理薬剤師ではないので、直撃では無いんですが、薬局長およびエリアマネージャーの動きが甘い。
千葉の方が個別指導が神奈川よりゆるいとは聞いてますが、油断しすぎな印象です。
結局、当日まで、ハラハラさせられるんだろうなぁ( ゚Д゚)
さて、本題。
以前、PL配合顆粒が嫌いであることは、このブログに書きました。
しかし、まだまだ嫌いな薬剤はあるわけで・・・。
それが、
カフコデN配合錠
デス!
こいつは1錠中に、
ジプロフィリン 20mg
ジヒドロコデインリン酸塩 2.5mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 5mg
ジフェンヒドラミンサリチル酸塩 3mg
アセトアミノフェン 100mg
ブロモバレリル尿素 60mg
含む、咳止め・感冒薬ですね。
ジフェンヒドラミンを含むので、【緑内障】や【前立腺肥大】の方には禁忌となっております。
そういや、この前、前立腺肥大の方に、処方されてたので当然疑義照会をしましたが、Drから「前にも使ってるから」と言われ、処方変更されずに複雑な気分になりました。
また、アセトアミノフェンを含むから、カロナール等と一緒に処方されると、「添付文書上では警告なんだけどな」となりますね。
このへんはPL配合顆粒と同じなので、ワタクシが嫌うのも予想できるでしょうw
さて、ここからの話は、dl-メチルエフェドリンという成分が鍵を握るわけですが、
エフェドリンというと、生薬のマオウの成分で、気管支を広げる効果がある薬剤ですね。
逆に血管は収縮させてしまうので、血圧があがる恐れがありますが・・・。
で、このマオウ、葛根湯をはじめ、様々な漢方に含まれてるものなんです。
ある日、咳が出るため受診した、という患者さんが来局し、処方箋を応需しました。
Rp1:メジコン錠15mg 3T
分3 毎食後 5日分
Rp2:カフコデN配合錠 6T
分3 毎食後 5日分
処方箋の内容を確認後、来局歴のある患者さんだったので、緑内障や前立腺肥大の既往が無いかを確認。既往歴に疾患がないことを確認し、一安心と思った矢先、
伝言に入ってた「葛根湯等マオウ含有の漢方で異常に興奮し、不眠を起こす」の文章が目に入りました!
その瞬間、「あちゃ~」ですよ( ゚Д゚)
で、患者さんに話を聞いたら、「はじめは漢方が処方されそうだったんだけど、眠れなくなることを伝えたら、『大丈夫な薬を出しとくね』って言って薬が変わったんだ」とのこと。
マオウで異常に興奮する人が、dl-メチルエフェドリン飲んだらさぁ、異常に興奮するじゃん!!
何も大丈夫じゃねぇぇよぉぉぉ!!!( ゚Д゚)
即、疑義照会を行い、マオウを摂取することと変わらない結果が予想されると説明したところ、カフコデは削除になりました。
あぁ、本当に嫌い、カフコデ・・・
コメント
カフコデの夕食後だけ切る、ということも考えられるのでは?
「マオウ含有の漢方で異常に興奮し、不眠」とのことですが、カフコデには眠気を催すジフェンヒドラミンやブロモバレリル尿素も入っているので、微妙なかんじもします。
tango cariokaさん
コメントありがとうございます!
確かに、不眠を気にするという点では夕食後のカフコデだけを無くすのも良いかと思います。ただ、決まり手のように処方されてる印象もありますし、処方医が「大丈夫な薬」として出しておいて、不眠になってしまう可能性がないわけではないと考えると、応需した時点では適切な判断だったのではないかと思います。現に削除になってるわけですし、処方医は症状とカフコデの必要性を考えて、そうしていただけたのかと思います。
御指摘のとおり、ジフェンヒドラミンやブロモバレリル尿素、そして、ジヒドロコデインも眠気が出ますが個人差がありますし、dl-メチルエフェドリンによる異常な興奮がそれに勝る可能性を考えますと、なんとも。
ryo junk様
返信ありがとうございます。お考え、理解しました